バイナリーオプション(BO)とは、決まった日時が来る迄にマーケットがどういった状況(条件を満たしているか、あるいは満たしていないか)を二者択一で推測する商品です。
こちらのページでは、バイナリーオプションの初心者の方や関心がある方に、バイナリーオプション投資の特徴やFXとの違いなどを分かりやすく解説します。
バイナリーオプションとは?特徴は何か?
バイナリーオプションは、あまり変化がない相場(値動きの小さい相場)でもFXトレードと比較すると少額なトレード金額でより大きな利益を目的にする戦略が立てられるという特徴があり、現在たくさんのFX投資家に関心を集める画期的な金融商品です。
「バイナリー」とは、二者択一のこと
バイナリーオプションの「バイナリー」は、二者択一ということです。
バイナリーオプションは、特定の時間を過ぎてからの為替レートが選択していた目標レートより上がるか、下がるかの二択を推測する取引です。
あまり変化がない相場でも利益を狙える仕組み
バイナリーオプションは、値幅が損失と利益に影響を及ぼすFXとは違って、わずかな価格の動きであったとしても、大幅な値動きの際と変わらない利益を見込むことができるという特徴があります。
例えば、ドル円の1日あたりの平均値幅が、50pips(=50銭)だとします。この期間にFXトレードを行った場合、1日の最安値で買って最高値で売ったとしても利益は5,000円です。
バイナリーオプションの場合は1回の取引でもそれを上回る利益を手に出来る可能性があるため、値幅が小さい相場でも利益を狙える戦略を立てるということが可能になります。
バイナリーオプションとFXとの違いは?
少ない投資金額でFXより大きな利益を獲得する可能性がある
値動きの少ない(5pips)同じドル円の相場で、FXを行った場合とバイナリーオプションを行った場合の
収益を比べて見ますね。
【FXの場合】
ドル円1万通貨を最安値の105.500円で新規に買い、最高値の105.550円で決済したとします。
証拠金約4万円の投資に対して、利益は500円です。
【バイナリーオプションの場合】
目標レート105.600円のHIGHを購入価格4,500円で購入し、105.650円の価格で判定時刻を迎えたとします。投資金額4,500円に対して、利益は5,500円です。
同じ「値動きの小さな相場」でも、少ない投資金額でもっと大きな利益を手にすることも可能になることが
分かります。
バイナリーオプションの利益の計算に関して
バイナリーオプションでは、HIGHを購入した時、判定時刻の価格(判定レート)が選んだ目標レート以上であった時に払い戻し(ペイアウト)になります。
上記に記載した例の利益5,500円は、取引が成功したのでペイアウト1万円から、購入金額の4,500円を差し引いた5,500円が利益ということです。
投資金額の全額を失ってしまう可能性がある
最大損失額がユーザーが支払ったバイナリーオプションの購入金額(投資金額)であるため、前もってリスクを明らかにしたうえでトレードすることが可能になります。
少ない額からの取引が可能となりますが、予想が外れた時に購入金額(投資金額)の全額を失う可能性もあるため、損失限度額の設定など前もってルールを決めて取引することが重要です。
例:ペイアウト10,000円のバイナリーオプションを1ロット5,000円で購入した場合。
予想が当たると5,000円の利益を得られますが、予想が外れた時は、購入金額(投資金額)の5,000円を失います。
今までの為替取引の知識・経験をそのまま活かせる
バイナリーオプションという投資が数多くのFXトレーダーが関心を集める理由の一つとして、為替取引の知識や経験をそのまま活かせるという面があります。
上記の例でご紹介したように、取引ルールに違いがあるバイナリーオプションとFXではありますが、「この先の為替相場を予想する」というのは共通する基本的なルールですので、FXトレーダーの多くが実践しているテクニカル分析・トレンドラインなど為替取引の分析手法は、バイナリーオプションにも応用することが可能となります。